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背景:情報セキュリテイを取り巻く社会環境の理解

背景 
情報セキュリテイを取り巻く社会環境の理解


技術:

コンピュータ及びネットワーク技術の発展により、高度IT環境が企業から個人や家庭の中に浸透。一人一人が情報技術の直接的な利用者になった。地球全体が集中回路化しつつある。
 
 

ビジネス:

地域に閉じたビジネスから、グローバルなビジネスに、経営者が意識しようが姉妹が、望もうが望むまいが、移行しつつある。
 
 

グローバル化

ビジネスチャンスはネットワークを利用して一気に拡大。しかし、思わぬ競合の出現する。諸刃の刃。
海外のビジネス上の法令順守が必要になる。海外に出なくても、国際標準の名の下に海外の規制を日本として受け入れざるを得なくなる。
テロやハッカーも海外からいきなり現れる。国内専門といって通用しない状況。
物流網の整備で、機械や情報や規制だけでなく、食品なども海外のものを購入するのはもはや当たり前。
 
 

価値観:

衣食住に代表される生きて行くために必要なものに対する欲求は先進国ではほぼ充足。
しかし、中身は身元のはっきりしない心配なものばかり。日本人のブランド志向は結局、安心を買っているということ。日本は安全な国だけど、それは日本人の価値観:安心を民族として実現させていたと言える。
日本でISMSが一気に普及しつつあるのはその特性に負う所も否定できまい。
アメリカは人種の坩堝でも一つの国に纏めるしかなかったから、いろいろ契約社会(紙書いて確かめる社会)を作るしかなかった。その構造がそのまま、地球規模化してきたわけです。
この動きを止めるなら、例の国のような閉鎖社会を作ってそれなりの経済水準でやるしかない。それが嫌なら、進むしかないのでしょうね。
 
 

安全な社会:

よくコントロールされた安全な社会。しかも地球規模で。地球の裏側から、ミサイルや細菌やコンピュータウイルスや何が跳んでくるか分からない。
高度に連携した社会では一箇所の問題はそのまま世界に波及する。今は壊れやすい社会になっている。
国際社会の意志としての完全なガバナンスが働くことが必要。リスクを完全に押さえ込む立場。
便利さに潜む危険。最も早く伝播するウイルスがコンピュータウイルス。情報システムリスク。それへの対策が最優先。
今のISMSではCIOの観点だけを言っている。情報管理の論理としての話。コンテンツに危険が潜むことは論外になっている。やばいコンテンツは管理の対象にならないか。人類の安全のためには当然管理の対象になる。常識。時間の問題。
ビジネスとして、経営意図としての健全性を計る仕組みも、いずれ出てくる。倫理のISOなのかな?
コンテンツの健全性を確保するインフラとして多分ISMSは重い役割を持つことになろう。
 
 
  

2004/03/29 First
2004/04/04 k1
2004/10/03 Last

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